月夜歌聲



まず、児玉先生は、かなりマニアックだと言う、話を聞いていたので、

どうなるのかと、じゃっかん不安だったのですが。

今回 とっても良かったです。まとまってるし、生徒も生きてる。

一幕で一番印象的なのは、第四場 第五場 の子供時代から、

今の三人の心象風景をダンスシーンで、展開するところ。

アンシアとウェンフーは、子供の頃の想いのままで居るのに、スージェイは、あの頃のままで居られない。

それが、寄り添うような、子供達で表現していて、良いナァー。羨ましいナァーと…。

一幕のウェンフーは、本当に太陽の温かさ大きな優しさに溢れている。

ワタル君らしいというか、あれだけ良い笑顔で、アンシアの想いを受け止めてかわされたら、

よけいに切ないです。

コムちゃんも、綺麗で切なくって、でも本気で女心っ言うか、

自分の気持ちだけで一杯一杯、スージェイの気持ちを予想もして無いのねって。

それだけに、スージェイの狂気が凄まじくなる筈なんですが、

ウーン。確かに立樹さんでこの役はベストだと思う、でももっと演れる筈頑張って欲しいかなっ…。

後 贅沢を言うと一幕のラスト、屋台崩しが出来たらもっと良かった、マァ無理なんだろうけど。

でも、セットもかなり凝ってて、橋のセリって言うのかなあれも凄かった、ワタル君が使うんだけど。

乗ってるときに、ガクンって上がったり降りたり、観てて怖くないのかなって、

二幕なんて、本当に指定席状態で、仮面に黒マント、本気でファントムなんだけど、

一幕が明るいから、その変化が、凄くって良い。

こっちは、私的にはフォンライの存在がポイントなんだなって。

うん、良いの、ウェンフーが、フォンライに、きっと昔の自分を重ねてるのも分かるし。

一幕での、チャンさんとの絡みに、それを匂わす、台詞があるし、自分の理想を委ねたかったのかなって。

ここでも、子供達が、最高だった。一緒にいるフォンライが、また可愛い。

結局「覇王別姫」は、現世で上演されない。でも、二人の「覇王別姫」は死によって成就する。

その前の、二人の棺の前での、スージェイとフォンライの絡みも良くって、

その後も想像してしまった。

脚本にするのは、無理だけど、番外編みたいな形を取って書きたいかな、

マァ皆さんが想像しているとおりの、展開になっていそうですが。



で、ブッ壊れモード入ります。

プロローグ、ケイちゃん見つけられなかったの、初めてってものあるけど、帽子でよく見えない。

席も後ろだし、オペラグラス使っても限界。

そうこうしている内に、フォンライの出番で、出てきたって思ったら、

キャッ…!!!!アッハハ、可愛い、チャンさんとの絡みもとっても美味しいし、

気持ちはワーワーしてました。

次の出番が第六場 これかなって思ったのですが、今いち確信持てなくって、

でも、二回目観たときに確信持てた、だってレアちゃんに絡む、

対向グループのリーダーっぽい役。まだ、幼いナァーって、それも可愛いんだけど、

もっと頑張れ、ケイちゃん。

二幕の幕開きも、ペケでした。悲しい…。

その後は、殆どフォンライ出っぱなしなので、もう嬉しい。

懸命に稽古するフォンライと、ケイちゃんが重なって、頑張れ!!

それで、ワタル君と絡むから、たまらないの、雪とは違うワタル君の色に良い意味で影響されるかなって。

アッー!!って、言う感じで見守ってしまう。(この時、新公観たいと、思った。)

フォンライの、若さと純粋さってのが、ケイちゃんに合ってとた思うし。

でも、上級生のレアちゃんより、目立つ役だった気がする。

レアちゃんのリュウもらしいと、思える役で良かったけど、ウーン…。

フィナーレは、二つのナンバーの内一回目は、前半の終わりぐらいで、見つけた。

後半は分かる、帽子さえなければ。見分けられたと思う。

一生懸命踊っている、彼女が観れてこれもやっぱり嬉しい。

最後のご挨拶の時の、笑顔。

これにやられるの、可愛い、ニッコー何て微笑まれた日にゃ、好きよって…。

このまま壊れていくんだろうナァー。


                                                                         Megu